インナーマッスルを鍛えて首こりを治す

インナーマッスルを鍛えて首こりを治す

「眼が疲れる」「肩がこる」などの症状に悩まされている人は多いのですが、眼や肩そのものではなく、実は首のこりが原因であることがあります。

 

首のこりはなぜ起こるのでしょうか。
人間の頭の重さは約7kgもあり、これだけの重量が首にかかっているわけです。
もし首の骨が少しでも歪んでいたら、上手く支えられず、首の骨周りにあるインナーマッスルに疲労が蓄積され、首のこりになるのです。
首には、脳につながる血管や神経が通っている大切なところなので、首がこると脳の働きに影響が出て、めまいや耳鳴りなどの感覚異常や、精神的な疾患につながることもあります。

 

また、首がこっていると交感神経が緊張状態になり、リラックスすることができなくなるため、全身が疲労していきます。
「座っているときにアゴが前に突き出る」「首を回すとボキボキ音がする」「朝起きると首が痛い」という人は、首がこっている証拠です。

 

首の骨の位置を調整し、インナーマッスルを鍛えるには、首のストレッチが有効です。
ただし、よく体操などでありがちな首回しで、硬くなった首を無理に動かそうとすると、かえって痛める可能性があります。
そこで、簡単かつ安全な首の鍛え方を紹介します。

 

息を吐きながら、両手でおでこをゆっくり押し、頭は両手を押し返すようにして、力のバランスが取れたところで10秒止めます。
次に、両手を頭の後ろで組んで、同じように頭と押し合うようにして10秒止めます。
頭の右側に右手、頭の左側に左手を当てて、同様にします。
この鍛え方では、無理な力をかけず、じんわりと押し合うのがポイントです。