インナーマッスルを鍛えて老化を防ぐ

インナーマッスルを鍛えて老化を防ぐ

インナーマッスルに限らず、老化の影響を一番受けやすいのが筋肉です。
アウターマッスルが衰えると、重いものを持ち上げるなど、強い筋力を必要とする動作が難しくなります。
また、インナーマッスルが衰えると、骨や内臓を支えることができなくなり、姿勢が悪くなったり胃腸の病気を患ったりします。

 

日常的に筋肉を鍛えていれば、身体の老化を防ぐことができます。
鍛え方としては、いきなりマシンを使った筋トレは、筋肉や関節を痛める危険性がありますので、軽い負荷で行えるインナーマッスル・トレーニングから始めるのが良いでしょう。
インナーマッスルを鍛えることで、姿勢を正常に保ち、関節の柔軟性を上げることができるので、いつまでも自分の足で歩き続けられます。

 

スムーズに歩行するために鍛えてほしいのは、骨盤を支えている“大腰筋”と呼ばれるインナーマッスルです。
大腰筋は、上半身と下半身をつないでおり、大変重要な筋肉です。
この筋肉が衰えると、足の動きをコントロールできなくなり、よろけたり転倒しやすくなったりと、歩行に困難が出てきます。
また、内臓を支えられなくなり、血液の循環が悪くなって、血行不良や便秘を引き起こす原因にもなります。

 

安全に行える鍛え方として、イスを使ったトレーニングを紹介します。
イスに浅く腰かけ、息を吐きながらお腹をへこませます。
そのまま足のつけ根に力を入れ、ひざが胸につくまで引き寄せます。
ゆっくりと、左右交互に5〜10回繰り返しましょう。
慣れてきたら、両手に持ったチューブをひざで押し上げるようにすると、負荷を高めることができます。